スイカ、孫、ボート、稲刈り終了
2023 / 08 / 25 ( Fri ) ![]() 大玉スイカの最後は黄色スイカ。種類なのか、今年の天候によるのか、小さい気もする。スーパーなどに出ているスイカも今年は小さめのようだ。去年の最高は確か16㎏あったと思うが今年は10㎏程度。黄色スイカはあっさり味。そんなに甘くは感じない。かき氷でも赤色と黄色はシロップの色が違うだけとも聞いたが、赤の《いちご》の方が黄色い《レモン》より甘い気がする。人間の味覚はいい加減で、色やにおいや名前で騙されると聞く。目隠しをして鼻を詰めればナシもリンゴも分からないとか。右は小玉スイカ。大玉と同じく接ぎ木苗だったが、こちらの方は皮が薄く、味も当たり外れがなかった。私的には昔の大玉を月形に切ってかぶりつき、種を飛ばすのが好き。今年は草にも泣かされたから、来年は対策を考える。小玉は今年うまかったものともう一種類別の種類も植えてみる。明日東京に行くので、今日はできていそうな黄色スイカを4個とってきた。 ![]() 23日、孫を連れて川遊びに行った。息子達も孫たちもボートが好きだったので、4年前に年金をはたいて新しいのを買ったが、 コロナやなんやでずっと川遊びは中止で、行ったとしてもボートは使わないということで、正直、おじいさんは腐り、ひがんでいた。ズームで撮るように言ったが、おばあちゃんはズームのとり方が分からなかったようだ。 ![]() ボートは空気を入れて息子と孫たちが乗ったが、空気が少なすぎてうまく漕げない。もう一度陸に上げて空気を入れなおしておじいちゃんが乗ったが、疲れたのか息子も孫たちもちょっと乗っただけで、あとはお爺ちゃんがほとんど一人でさみしく乗った。この写真も遠すぎるが、深い所から急に浅い流れの速いところに流されたときに撮ったもので、シャッターチャンスを逃したとのこと。普段の仕事とは違う筋肉を使うので、時々近くの川でボートをこいでもいいかなと思う。ただ、一人では重いので、川の近くまで軽トラで運べる所になる。人目も気になるが、「コリ」対策の運動だということで。 ![]() ここ数年、8月下旬から9月にかけて台風がまとまって来るので、ここら辺では収穫が早まっている。うちはコンバインを持っていないので、人より1週間ほど稲を早く植えて需要の重なる修羅場を抜けるようにしている。この田んぼは向こうの1枚とつながっている。もう足を作って竹の竿を渡し、稲をかける《天日干し》には戻れない。こうして百姓・農業は消えていくのか。周りの耕作放棄地にも我慢できない時代がやってくる。すなわち「食料なき時代」がやってくる。もう一度考えてみませんか? (初代) |
河原の草刈り
2023 / 08 / 14 ( Mon ) ![]() 家の下の河原は、昔は石ころ・砂利・砂ばかりだった。今は畑に持って行って草抑えや敷きわらにしたり、牛の餌にしたり、しなくなった。土手も草は生え放題。畑に敷くのは扱いが楽なバークかマルチ、機械化で農耕用の牛は一般農家には飼っていない。川の水はだんだん栄養価が高くなったせいか、昔に比べてずっと成長が速い。要するに草は今や邪魔もの。農業従事者も高齢化。 しかし、草を生やし放題にしていると、マムシや蛇、小動物が巣を作って悪さをする。昔の石・砂利・砂も見たい、犬の運動場にもしたい。ということで盆前に20m×30m位のところの草を刈り、台風の雨で流してもらおうと決心した。写真は刈りだしてから、その前はどんな状態だったか写真に残しておこうと慌てて撮ったもの。 左が石垣で、真ん中の段が2m位の「葦」につる草が巻き付いて草刈りに巻きつくし幹も太いからとっても疲れる場所。時間も3倍ほどかかる。一番右の段は川に近いところで脚の高さは1.5m。つる草もそれほどない。 ![]() これは刈り取ったあと。石垣の上の段は隣の敷地だが、下に降りる道を作らねばならないので、大きなつる草を、許可を得て刈り取らせてもらった。世界中暑いので、年寄りが一度に仕事ができるのはせいぜい1.5時間。早朝と夕方で合計3時間。朝夕作業服はびっしょりなので、洗濯には2回出す。他の仕事が入ったりして、盆前までには片付かず。結局8/14までずれ込んで、作業時間は合計約12時間。若い男なら、そして気候が穏やかなら5時間くらいでできるかもしれないが、年寄りは水分もとらないとだめだし、連続運転はできないから、命が欲しければ休憩も必要だ。草刈り機は切れなくなり、途中で1回刃を取り換えた。自分ながらよく頑張ったと思う。台風7号ががすぐそばを北上するようなので、草を流すためには大雨が欲しいし、稲の事を考えたら、大雨は困る。上の持ち主も下の持ち主も同時に草を刈ってくれれば昔ながらの石の河原になるのだが…。 (初代) ![]() 〖追記〗今日8/15の台風の雨でこんなになった。和歌山県潮岬あたりに上陸したが、田辺あたりはさほど風も雨も強くなく、遠く離れたところで被害が出たようだ。本当は上から1段目まで水が来て。草を流してほしかったのだが、そこまで雨が降ると稲が水に浸かって大変なことになる。稲が片付いた後次の台風でゆっくり草を流してもらったらいい。ただ、他の地方に大きな被害が出ないように頼みます。和歌山はずっと台風に悩まされてきたから、想定外の台風は来てほしくない。 |
スイカ災難
2023 / 08 / 12 ( Sat ) ![]() またスイカ取られたみたい。お皿だけ残っている。 ![]() これは大玉スイカの最後に植えたもの。まだできてはいないが、左はキジに突かれている。傷口にはナメクジとカタツムリ。右のスイカはまぬがれた。 ![]() 残りの黄色スイカにはキジ除けのコンテナをかぶせた。アライグマや人間様には防犯効果はない。コンテナは6個持ってきたが、黄色スイカは7個残っていたので、一番小さい1個はコンテナなし。 ![]() 冷蔵庫に残っていたスイカは「できすぎ」で、味が良くなかったので、犬に食べてもらった。犬には味覚がないか、人間の味覚と違うみたいでダイナミックに食べてくれた、明日の「便」が気になるところ。シェパードは胃腸が弱い。数年前までは鶏に処理してもらっていたのだが、今は鶏を飼っていない。 ![]() 犬小屋には黒砂利を敷いているが、草が生えてきたので「木酢」をかけた。除草剤では肝臓を悪くするようだ。散歩中、道端の草を食べていた初代と2代目のシェパードは肝臓をやられた。青い部分は木酢がかかっていないので、2倍以上に薄めて効果があるかどうか実験した。この猛暑だから時間はかかるが効果はあるだろう。 (初代) |
スイカ畑に帰ってきました
2023 / 07 / 19 ( Wed ) 雨が続く間にクヌギの苗木を植えなければと、急いでいた。その間スイカ畑は軽いチェックだけだったが、いよいよ本腰を入れる。4月初めは雨が多く、昆虫たちによる受粉は期待できないから。自分でおしべの花をちぎってめしべにつけていた。
![]() 七月上旬、スイカ畑に行くと4月に植えた最初の小玉スイカが5,6個割れていた。中身はナメクジとカタツムリが競い合って食べていた。「できすぎ」というわけではない。雨と猛暑で皮の内外で圧力のバランスが崩れたのかもしれない。小玉の皮は薄いから、内部の圧力に耐えられなかったか? 近所の人が言うには、キジの2家族が畑の中を歩き回っていたとか。キジは和歌山県の県鳥だから、捕るわけにはいかない。今はどんどん増えている。 もう1本の小玉は4月下旬に隣に植えたが、こちらは草がボウボウに生えていた。10日前に草引きはしたのだが。雨と猛暑の繰り返しで、すごい成長力。 (すみません、和歌山県の県鳥はメジロでした。キジも保護されていて、勝手にとることはできないと聞いていたが、調べると、狩猟期間が定められているらしい。ここ数年急に増えて、畑を荒らしまわっている。) ![]() 割れた小玉スイカは取り除き、できていると確認されたスイカは早めのものも含めて収穫した。隣の白いのは、「鉢皿」で鉢の下に敷いて水を入れ、常時水が供給されるように、あるいは鉢から水が垂れないようにするもの。スイカの下が雨水に浸かって腐るものがあったので、百均で20枚買って、電動ドリルで5㎜の穴をあけた。これを今大きくなっているスイカの下に履かせた。 「逆転の発想」が、百均の商品を見て回るうちによく浮かぶ。本来の使い道・目的じゃないものを別の用途に使うのに百均は楽しい店だ。今までで一番のヒットは、デジタルカメラのケース。五千円以上するものを百均の他の用途のケースを加工して作った。誰が見ても数千円の代物。トルコ旅行でバスの階段で落としたが、カメラは問題なし。ウオークマンのケースも百均。 ![]() 上の鉢皿を黒スイカに履かせたところ。 ![]() とにかく、今の季節は草との戦い。右の畝は手前が4月上旬の小玉、その奥が4月下旬の小玉。手前の小玉はほぼ十分に草が引けている。スイカはあと3個、鉢皿に乗っている。 左の畝は手前から、4月上旬の大玉、5月中旬の大玉、4月下旬の大玉。大玉は小玉より2週間ほど遅れるが、1番果、2番果は収穫済み。残りのスイカは周りの草を引いて、その場所が分かるようにしておいた。これが大失敗で、その晩にスイカ泥棒に3個盗られた。黒スイカは期待していただけに悔しい。1番果は大体味が悪いと決まっているが、2番果は上出来だった。スイカの草引きは、スイカのツルが上を這っているから時間がかかる、草刈り機はもちろん除草剤も使えない。向こうの2つの大玉はツルが伸びてきた時点で剪定をしたまま、最低限の草引きしかしていなかったので、今は草ボウボウ。 スイカ泥棒に嫌気がさして、15年前にスイカ作りをやめた。孫に食べさせようと5年前からスイカ作り再開。うちは「スモモ」の高級品も盗られる。バッサリ盗られるから、多分《セミプロ》の仕業と思う。百姓仲間でないことだけは祈る。看板を出してもダメ。世界中がおかしいのだから、日本だけが例外というわけにはいかないのだろうが、こうして人類が滅びていくのか? 奪い合えば足りない、分け合えば余る」(みつお) ワシがワシがと言い出したら、ホモ・サピエンスの時代は終わる。良い人も悪い人も同じ。 (初代) |
崖の落石対策
2023 / 07 / 15 ( Sat ) 以下の3枚はがけの下の畑。
![]() 崖の下は大きな石に直撃されないようにクヌギという樹の苗木を数本植えていた。が、もう少し対策はないか調べなおして、まず、今ある落石を整理してみることにした。発電機と電動ハンマを持って行ったが、発電機につないだハンマが動かず、そのうち発電機もかからなくなった。結局、ハンマは正常、農機具屋さんで発電機のガソリンとオイルが古くなっているのが発覚。電気屋さんと電動ハンマのメーカー修理店に延長コードの規格が適当なのか相談に行くと、線が電動ハンマを回すには細すぎること、4つのコンセントのうち1個が断線していることが判明。適正な延長コードを探しにホームセンターに行くと、定価3万7千円、売値が税抜き32800円とのこと。びっくりして少し遠いホームセンターに行くと、同じ品が、クリアランスセール価格とかで、19800円。専門の店員さんが不在で、代わりのベテランん社員は「これではコードが燃えて使えない」というが、こちらは知識を仕入れたばかりなので無視して購入。軽トラに積んだまま動作確認したのがこの写真。このごろはベテランでも商品知識のないのが多い。 ![]() 不要な落石をハンマで砕いて小さくしていたが、上を見ると、1トンクラスの大きな岩が数個あり、それを中・小の岩が支えている。落石対策にこれらを利用しない手はない。追加のクヌギや単管パイプを入れる場所も考えつつハンマを使う。左端に見えるのが5年前に定植したクヌギ。 ![]() これが少し上の部分。取り除いた不要な岩はコンクリートで固めて、大きな岩を支えるために使う。左は同じく5年前に定植したクヌギ。崖下は前回植えたのも含めてクヌギ25本、今生きているウバメガシは10本程度。ここまでが6月中旬から下旬までの仕事。 ![]() ここからは崖の上。地盤を揺らすような大きな木は植えられず、防風のためにクヌギも植えるが、すぐには大きくならないウバメガシが中心になる。崖のすぐ上は木が大きくならないうちに縮伐する。定植後、苗木が育つように、あらかじめ影を作っている木は途中で切っておく。下から切ると根っこまで枯れてしまうことがあるからだ。途中から新しい芽が出てきたら、本体の根を枯らさないようにある程度残しながら大きくする。私は素人だが、梅の木でも切った後で新しく出てきた芽をことごとく切ってしまうと、気を悪くするのか根っこから枯れてしまう。新しく植えた木がそこそこ大きくなるまでは前の樹にも生きていてくれなくては困る。人間の勝手だが。左下あたりにあるのがクヌギの苗木。隙間を探して植えているから、他は多分見にくい。常緑の広葉樹が多いから、ここら辺は葉っぱと腐葉土が多くて滑りやすい。樹を伐るときは足元をしっかりさせ、逃げ場を作っておくのが基本だが、ここは足元が定まらず、滑らないように余計な力がかかって、足がこる。下手すると崖を5m以上落下する。今回は命綱を使わず、長く伸びるのこぎりや刃渡り50㎝のストロークの長いのこぎりを使う。どうしても崖のすぐ上で伐るときは命綱を付ける。もうすぐ後期高齢者。無理はできない。 ![]() ここは畑に近いところ。防風林に下から来た散水用または消毒用のパイプをひっかける木を残してあとで縮伐する。雨が続くのを確認してから苗木を植えないと、林の中にバラバラに植えた木には散水に時間がかかる。伐った樹は幹だけ焼却場に運び、枝は細かく切って林に放置する。全部焼却場に持って行くと時間がかかりすぎる。腐ったら樹の肥やしにもなる。幼木の風よけにもなる。 ![]() これは畑から見た写真。ミカンや今植えた幼木の陰になる樹は今回除草剤を使って枯らす実験をする。今までは胴切りといって幹の皮を10㎝幅くらいにぐるっと切り取る方法を使っていたが、時間と手間を省くため、今回はインパクトドライバーで穴をあけて除草剤原液を注入し、雨の入らないように木工ボンド注入後、ポリ袋などを巻いておく。うまく行くかどうか。私も歳なので、極力省エネモードで行きたい。山林全体から大きくなるだけで使い道のない椎の樹を排除し、クヌギやウバメに替えるという壮大な計画を立てているが、息子たちはまだその意図を十分理解できていないみたい。一人相撲に終わるかもしれないと案じつつ…。崖上はクヌギ33本、ウバメガシは10日程前に植えたのが12本残っている。今はとにかく雨が続く間に苗木を定植させるのが優先。細かいことはあとでもできる。 ![]() 畑に近い所の木はこの焼却場に運ばれる。焼却場の中にはまだミカンの剪定枝の炭が残っている。だから上には入れられず、周りはまだ草刈りが済んでいない。怠惰と思われても仕方ないが、田植え、梅取り、ビワ取り、スモモ取りと続くから草を刈る暇もない。私は今は収穫から外れ、みんなが気付かないところの仕事に専念している。ここまでが6月下旬から7月上旬までの仕事。雨と猛暑の中みんな「ヨタヨタ」。しばらく行ってなかったスイカ畑は雨と暑さのせいか、小玉スイカが一株のうち5,6割れていた。とにかく草、草、草。それにカタツムリ、ナメクジの多いこと。昨日収穫した、「大玉の黒スイカ」は Very Good! ちょっと気分を良くしました。スイカはまだまだ続きます。7がつ末には孫も遊びに来ます。梅の《豊作貧乏》は忘れましょう。 …ちょっと疲れていますね。失礼しました。 (初代) |